妊婦さんの旅行、移動手段と注意点は?

移動手段

旅行するにあたって、移動手段のチェックは欠かせません。妊婦さんの旅行を計画するならば、行く場所や宿だけでなく、移動手段についてもよく考えなければなりません。

旅行でしばしば使われる飛行機、車、電車、新幹線についてそれぞれ気を付けるポイントを紹介します。


飛行機

飛行機は控えて

長距離移動を短時間で実現してくれる飛行機。基本的に、切迫流産や切迫早産の危険性などがなく、妊娠経過や体調に問題が無ければ乗っても良いと考えられています。飛行機に乗っている間は、長時間座席に座っていなければならないため、むくみや血栓症になりやすくなります。血栓ができるのを防ぐため、手足を動かしましょう。また、こまめな水分補給もしてください。

ただし、飛行機を使うような遠距離、特に海外の旅行は、万が一のことを考えると、控えた方がいいです。


妊婦さんにおすすめ

自分のペースで移動できる自家用車、レンタカー。大荷物を抱えることなく移動でき、ゆったり・のんびりのペースを維持できるので、妊婦さんにおすすめです。ただ酔うこともあったり、長時間、同じ姿勢で座席に座り続けていたりすると身体の負担になるため、休憩は必ずとりましょう。また、体調が変化しやすいので、妊婦さん自身が運転することは避けてください。

渋滞になると、休憩やトイレに行き辛くなります。渋滞の時間帯、連休中など混む場合ははなるべく避けましょう。


電車

遠出は難しいかも

自家用車を持っていない、あるいは運転免許を持っていない場合は、電車も移動手段のひとつになります。何事もなければ目的地に時刻通り到着するので、スケジュールが組みやすく、交通費もそれほど掛かりません。しかし、不特定多数の人と同乗することによって、風邪などの感染症や、転倒などの事故のリスクが高くなります。座席に座れないと疲労も大きくなりますし、荷物を抱えての移動も妊娠中の身体には負担になります。時間や距離との兼ね合いを考えましょう。


新幹線

座席に左右されがち

新幹線も電車と同様に、時間通りに動いてくれる移動手段です。電車よりも割高ですが、少しでも費用を抑えたいという気持ちで普通席を選ぶのは止めましょう。座席に座れなかった場合、数時間立ちっぱなしは避けたいところです。指定席、グリーン車を予約して、ゆったりとした旅行を楽しみましょう。ただ、時期によっては、団体客が乗り込み、騒がしさを感じる可能性もあります。

また、喫煙車や喫煙ルームの存在にも注意しましょう。煙草は副流煙の影響が強いため、離れた場所を確保する必要があります。

おすすめの移動時間はどのくらい?

理想は2~3時間内

妊娠中の旅行で理想的な移動距離・移動時間はどれくらいでしょうか。

「安定期」と言いますが、これは早期流産の危険がなくなっただけであり、妊娠中の身体が安定しているわけではありません。何かちょっとしたことがキッカケで、体調が変化する可能性は十分にあります。

旅先として理想なのは、2~3時間内で行ける距離です。この時間内であれば、体の負担が少ない範囲ですし、もし旅先でトラブルにあっても、かかりつけの病院まで戻ることができます。

せっかくリラックスするために行く旅行なのに、目的地に着くまでに疲れてしまっては、意味がありません。このページでは、関東圏内の近場でも妊婦さんがリラックス・リフレッシュできるおすすめプランをまとめているので、参考にしてみてください。

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