安産祈願におすすめな神社特集

熊野皇大神社の安産祈願

熊野皇大 (くまのこうたい)神社は長野県と群馬県との県境にあり、境内に2つの神社が建つ全国的に珍しい神社です。熊野皇大神社は長野県側の神社を指し、群馬県側は熊野神社と呼ばれています。1つの神社に2つの宗教法人があり、神社をお護りする宮司や御祈祷、社務所などが別々になっているのもほかの神社ではあまり見られない特徴です。

安産祈願で足を運ぶなら、樹齢850年の御神木「しなの木」が鎮座する熊野皇大神社がおすすめ。願い事をしながら木の周りをひと回りすると願いが叶うといわれており、開運や縁結びの御利益もあることから女性に人気のあるパワースポットです。

熊野皇大神社の歴史や見どころ、知っておきたい御祈祷の事情などをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

熊野皇大神社とは?

ヤタガラスの導きからはじまった神社

熊野皇大神社のはじまりが何年かは明らかになっていません。神社に伝えられている由緒記や日本書紀によると、ヤタガラスが日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を碓氷峠の山頂まで導いたことがはじまりだといわれています。かつて碓氷嶺を登っていた日本武尊が濃霧によって前に進めなくなった際、1羽のヤタガラスが現われたとのこと。その後ヤタガラスが梛木(ナギ)の葉を落としながら日本武尊を導いたことで、無事に山頂へたどり着いたといわれています。

日本武尊はヤタガラスの導きを熊野神霊の御加護と考えて熊野三社をお祀りしました。熊野皇大神社はそのうちの1つと考えられており、ヤタガラスは今でも神社のシンボルマークとなっています。毎年1015日に行われる例祭では、ヤタガラスの姿に扮して厄除けを願う「からすの舞」が奉納されており、熊野皇大神社ならではの見どころです。

知っておきたい県境をまたぐ神社特有の御祈祷事情

安産祈願や家内安全などの御祈祷の予約は、年間を通じて受け付けてもらえます。ただし、県境をまたいで2つの神社が鎮座している熊野皇大神社ならではの事情があり。長野県側の熊野皇大神社での御祈祷は長野県民のみ、群馬県側の熊野神社は群馬県民のみ受け付け可能となっています。そのため、申し込む際は間違えないように気をつけましょう。予約はFAXで受け付けており、公式HPから祈願票をダウンロードできます。

安産祈願をしてもらいたい妊婦さんは気温にも注意が必要です。熊野皇大神社は標高1,200mの高い場所に鎮座しており、春先でも氷点下まで下がることがあります。そのため、冬から春にかけての参拝は寒さ対策が必須。また、本宮へ続く参道は急な階段になっているため、雪で滑らないよう足元にも注意しましょう。

安産祈願は、なんといっても体調が最優先。安心して参拝するためにも、季節や体調と相談しながらスケジュールを立てることをおすすめします。

熊野皇大神社のここがスゴい!

願いが花咲く開運・縁結びの御利益ある「しなの木」

熊野皇大神社本殿の左奥に鎮座する注連縄が巻かれた御神木「しなの木」。樹齢850年以上に及ぶ大木で、木をひと回りすると1年寿命が延びるといわれています。また、心の中で願い事を唱えながら木をひと回りすると願いが叶うともいわれており、健康な赤ちゃんを無事に出産したい妊婦さんの安産祈願にもおすすめです。

しなの木は「科の木」とも書き、「科」の語源が「結ぶ・くくる・しばる」となっていることから、開運や縁結びの御利益があると信仰されてきました。また、ハート型の葉や7月に小さくて可憐な白い花をたくさんつけることから、恋の花を咲かせたい女性に人気のあるパワースポットでもあります。

多くの神々を生みだした伊邪那美命(イザナミノミコト)が御祭神

熊野皇大神社の本宮には「伊邪那岐命」と「日本武尊」が祀られています。伊邪那岐命は日本最古の歴史書である古事記に記された国生みの物語に登場する夫婦神の1神です。

夫の「伊邪那岐命(イザナギノミコト)」と共に日本最初の夫婦として知られ、日本列島をはじめ多くの御子神を生みだしたという逸話があり。多くの御子神を生みだしたことから、安産祈願や子宝の御利益があるといわれています。安産を願う妊婦さんは熊野皇大神社をお参りして、伊邪那岐命のパワーにあやかってみてはいかがでしょうか。

安産守からサッカー守まで!お守りの種類が豊富

熊野皇大神社では御祭神「日本武尊」の神使であるヤタガラスをあしらったお守りを豊富にそろえています。ヤタガラスが日本サッカー協会のシンボルマークにもなっていることから「サッカー守」というユニークなものもあり。出産を控えた妊婦さんの心強い味方になる安産守は白とピンクの可愛らしい色合いをしており、普段から身につけやすいデザインになっています。

導きの力を持った神的存在として知られているヤタガラスがあしらわれたお守りを身につけることで、出産を控えている妊婦さんを無事に安産まで導いてくれるかもしれません。生まれてくるお子さんの幸せも一緒に願いたいママには、ゆるキャラの「やたくまくん」があしらわれた「子どもお守り」もおすすめです。そのほかにも、御神木のパワーがこめられた「しなの木守」も用意されています。

熊野皇大神社の口コミ

安産祈願に合わせて旦那さんとの神社デートを満喫

熊野皇大神社へ旦那さんと初詣に行ってきました。群馬県と長野県の県境にある神社で、賽銭箱や社務所などもすべて別々だったのが新鮮でしたね。妊娠中だったので御神木の「しなの木」に安産をお願いしてきました。旦那さんと一緒におみくじを引いたところ、どちらにも「安産」と書いてあったのでホッと一安心。石段を上るのは少しきつかったですが、久しぶりに旦那さんとのデート気分を味わえて嬉しかったです♪

天候や季節によって違った表情を楽しめます

長野県と群馬県の県境をまたぐ珍しい神社です。境界線は足元にあるので見逃さないように要注意。境内は天候や季節によって趣の違う雰囲気を堪能できます。今回は霧が少しかかっており、神秘的な空間の中で参拝しました。パワーを感じる大木もあり、撮影スポットとしてもおすすめです。

国内外から多くの参拝客を呼び寄せるパワースポット

初詣や紅葉の季節になると多くの参拝客で賑わう人気のある神社です。国内外から著名人も多く訪れているとのこと。日本を作った伊邪那岐命や日本神話の英雄といわれる日本武尊が祀られているからか、ものすごいエネルギーを感じるパワースポットでした。樹齢850年の御神木や室町時代に作られた狛犬も拝観できますよ。

峠の茶屋で絶品のお団子と絶景を堪能

群馬県と長野県の県境にあるので、それぞれの神社の魅力を見比べながら参拝できて楽しかったです。峠には茶屋があり、いただいたお団子はとても絶品で満足!日本三大奇景の1つである妙義山も眺めることができて感動しました。

1度に2つの神社をお参りできて御利益も倍?

長野県と群馬県の県境に建っていて、お賽銭箱もそれぞれの県に1つずつ。2回お参りできるので、御利益も倍になるかも?とありがたい気持ちで参拝しました。参道は山道になっており、神社の近くには茶屋が数軒建っています。冬は冷えた体を温めることができ、一息つくのにもちょうどいいですよ。

熊野皇大神社の詳細

ご利益 開運/縁結び/家内安全/商売繁盛/厄除け/交通安全/社運隆昌/業務安全/旅行安全/必勝祈願/心願成就/身体健全/病気平癒
住所 長野県北佐久群軽井沢町峠町2
アクセス 上信越自動車道の碓氷軽井沢インターから車で約35分
TEL 0267-42-5749
パーキング 10台
トイレ設備 あり
開園時間 要確認
文化財指定 ご神木しなの木

熊野皇大神社の公式HPを見る

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