遠見岬神社の安産祈願
千葉県の勝浦市にある遠見岬神社は森の中に社殿を構えており、神聖な雰囲気を堪能しながら参拝することができます。市全体で行われる「かつうらビッグひな祭り」の開催時期には神社の石段に約1,800体ものひな人形が飾られ、多くの観光客が訪れることでも有名です。
神社には安産をはじめ、子宝や夫婦円満、縁結びなどのご利益があるご祭神が祀られています。また、勝浦市を一望できる頂上からの絶景も魅力。遠見岬神社の歴史から参拝前に押さえておきたい見どころなどをご紹介します。
画像引用元:遠見岬神社facebook(https://www.facebook.com/tomisakijinja)
遠見岬神社とは?
安産祈願や夫婦円満など女性の幸せを叶えるご利益あり
遠見岬神社には房総開拓の神である「天冨命(アメノトミノミコト)」が祀られています。天冨命は安産をはじめ、子宝や夫婦円満など女性の幸せを叶えてくれるご利益があり。安産祈願のご祈祷は9時から17時まで受け付けており、時間について電話で相談することもできるので、遠方からでも参拝しやすいのが魅力です。
安産・子宝御守りも用意されており、朱色ベースの御守りに安産祈願の象徴である可愛らしい福犬が刺繍されています。福犬には、無事に生まれた赤ちゃんの成長を見守ってくれる役目もあり。普段から身に着けやすいデザインになっているため、出産を控えた時期はもちろん、育児がはじまってからも心強い味方になってくれますよ。
津波被害から復活した勝浦市のパワースポット
遠見岬神社は江戸時代までは富大明神と称しており、現在の勝浦市ではなく、八幡岬突端富貴島にあったといわれています。1601年に津波で社殿が流されてしまい、流れ着いた社殿の一部と流木を使用して京都の宮ノ谷に仮宮を建立。その後、1659年に現在の勝浦へ遷座されました。
1871年に新政府による新たな社格制度が制定されたことで、名称を現在の名である「遠見岬神社」に改称。かつて遠くを一望できる岬に神社が建立されていたことから、名付けられたといわれています。「かつうらビッグひな祭り」の開催をはじめ、湧水をくめる場所もあることから、1年を通じて地元や遠方からも多くの参拝客が訪れている神社です。
遠見岬神社のここがスゴい!
1,800体ものひな人形が飾られる「かつうらビッグひな祭り」
遠見岬神社の目玉イベントともいえるのが、2月下旬から3月上旬にかけて開催される「かつうらビッグひな祭り」です。60段の石段に約1,800体ものひな人形が飾られる華やかな光景は、まさに圧巻。市内全体に約3万体のひな人形が飾られることでもメディアでよく取り上げられ、県内外から夕方になると、石段が灯ろうの明りで包み込まれる幻想的な光景を楽しめるのも見どころです。
お祭りは2013年から開催されており、御祭神である天冨命(アメノトミノミコト)のゆかりの地である徳島県勝浦町から7,000体のひな人形を譲り受けたことがはじまり。お祭りの開催期間中は稚児の衣装を身にまとった子どもたちによるひな行列をはじめ、出店や歩行者天国などひな祭り一色になった勝浦市を満喫できます。また、神社から徒歩3分の場所で開催される勝浦朝市は日本三大朝市の1つにあげられており、参拝と合わせて足を運んでみるのも◎。
ただし、開催時期は多くの観光客で賑わっているため、安産祈願として参拝したい妊婦さんは体調を優先して無理をしないようにしましょう。
女性に大人気なひな祭りモチーフの桜色の御朱印帳
遠見岬神社の御朱印帳は、神社の目玉イベントである「かつうらビッグひな祭り」をイメージしたひな人形と石段の絵が描かれています。春らしい桜色をベースにした御朱印帳は女性から人気があり、平成29年(2017年)に頒布を開始したところ、初回奉製分がわずか2日で頒布終了したほど。
また、遠見岬神社の御朱印は枠の中に細かい模様が刻まれており、御朱印目当てに神社を参拝する方もいるそうです。若い女性が持っていても違和感のない御朱印帳となっているため、遠見岬神社に参拝した記念として手に取ってみてはいかがでしょうか。
遠見岬神社の口コミ
本宮から一望できる勝浦の眺めも必見です
千葉県房総エリアを代表する神社です。ひな祭りのときは、徳島県の勝浦から里子に出されたひな人形が階段にズラリと並びます。訪れた際はひな人形だけでなく、階段を上って山上にある本宮へもぜひ参拝してみてください。本宮から勝浦を一望できる眺めも絶景ですよ。
勝浦ならではのカツオの人形付きのおみくじあり
大階段にひな人形が飾られることで有名な神社ですが、階段の右横にある甘酒をもらえるスペースも一息つけるのでおすすめ。鳥居のまわりには多彩なおみくじがあって、見ていて楽しいです。今回は水に浸すと文字が浮かび上がってくるおみくじやカツオの人形が付いている勝浦ならではのおみくじで運だめしを満喫しました。
高台から地元・勝浦を見守ってくれている神社
以前立ち寄ったのはひな祭りのときだったのでたくさんの参拝客でいっぱいでしたが、今回は秋に立ち寄ったので以前とは違う静かで厳かな雰囲気を堪能できました。また、今回はひな飾りのあった階段をさらに登った高台にある本殿にも初めて参拝。高台から街を見守ってくれていると感じられる神社です。
パワースポットならではのエネルギーを実感
勝浦の朝市を散策して勝浦担々麺を堪能したあとに、存在感のある神社を発見。パワースポットなのか、石段を見上げただけでエネルギーをもらえたような気持ちになりました。後から知ったんですが、ひな祭りの時期になるとたくさんのひな人形が石段を飾ることで有名な神社なのだそうです。桜が咲く春の季節に訪れてみたいですね。
ひな祭り開催期間のひな壇は圧巻の眺め
遠見岬神社で行われるかつうらビッグひな祭りのイチオシは、なんといっても神社の階段に飾り付けられる約1,200体ものひな人形。まさに圧巻の眺めです。開催期間中は市全体にお祝いムードが漂って賑やかなため、参拝と合わせて回ってみるのも◎。週末だと朝市で甘酒のサービスもありますよ。お祭りに車で向かう方は遠見岬神社の周辺には基本的に車を駐車できないので要注意です。守谷海岸の有料の臨時駐車場に停めて、会場までのシャトルバスを利用しましょう。
遠見岬神社の詳細
ご利益 | 縁結び・厄除け・災難除け・開運祈願など |
住所 | 千葉県勝浦市浜勝浦1 |
アクセス | 圏央道市原の鶴舞インターから車で約40分 |
TEL | 0470-73-0034 |
パーキング | 10台 |
トイレ設備 | 要問い合わせ |
開園時間 | 9:00~17:00 |
文化財指定 | なし |
遠見岬神社に行くなら絶対に見ておきたい!
妊婦さんのための勝浦プラン
せっかく勝浦に旅行に行くなら遠見岬神社だけでなく、ほかの観光スポットも見て回りたいものですよね。こちらでは妊婦さんにおすすめの勝浦旅行プランをまとめました。美しい景色を一望できる展望台からタラソテラピーが楽しめる「テルムマラン」まで、充実感のある旅行プランを紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
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