諏訪大社 下社の安産祈願
全国各地にある諏訪神社の総本社「諏訪大社」はお諏訪さまや諏訪大明神としても親しまれており、古くから信仰されている神社です。諏訪湖を挟んで上社(かみしゃ)・下社(しもしゃ)の2社4宮で成り立っており、日本三大奇祭の1つである「御柱祭」が行なわれることでも有名。
その中でも国の重要文化財に指定されている拝殿や日本一大きなしめ縄がある下社の歴史や見どころをご紹介します。安産の神様が祀られているパワースポットとしても知られているため、安産祈願を考えている妊婦さんはぜひ参考にしてください。
諏訪大社 下社とは?
2社4宮で成り立っている国内最古の神社
全国各地に25,000社ある諏訪神社の総本社「諏訪大社」の起源は1500~2000年ほど前といわれ、古事記にも登場する国内最古の神社の1つ。信濃の国で最も社格が高い「信濃國一之宮(しなののくにいちのみや)」でもあります。諏訪湖を挟んで南に「上社前宮(かみしゃまえみや)」「上社本宮(かみしゃほんみや)」、北には「下社春宮(しもしゃはるみや)」「下社秋宮(しもしゃあきみや)」の2社4宮を構えているのが特徴です。
4つのお宮を巡ることで、多くのご利益を得ることができるといわれています。お宮はすべて同格のため、どの神社からまわっても問題はありません。ただし、上社から下社まで車で30分ほどかかるため、それぞれ2宮ずつ参拝するのがおすすめです。
安産や子宝の神様が祀られた安産祈願のパワースポット
下社の秋宮には安産や子宝の神である建御名方神(タケミナカタノカミ)の御母神「高志沼河姫神(コシノヌナカワヒメノカミ)」が祀られており、安産祈願のパワースポットとして妊婦さんから人気があります。また、下社の主祭神で諏訪大明神の名で親しまれている建御名方神は軍神としても名高く、源頼朝や武田信玄、徳川家康などから崇敬されていたという逸話があり。
日本の歴史を作り上げた武将お墨付きのパワースポットとして、現在でも勝運や開運にご利益があるといわれています。建御名方神の后神「八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)」も祀られており、夫婦神が見守る神社として縁結びや子授けなどのご利益もあるそうです。
諏訪大社 下社のここがスゴい!
底の抜けた柄杓に願う「子どもがするりと産まれる」安産祈願
下社秋宮の「子安社」には主祭神である建御名方命の御母神である「高志沼河姫神」が祀られています。安産や子宝の神として古くから安産信仰があり、底の抜けた柄杓を奉納してご祈祷するのが特徴です。底のない柄杓には「水が通り抜けるようにするりと子どもが産まれる」という意味が込められているとのこと。
毎月戌の日に御祈祷を行なっており、御祈祷料は5,000円からとなっています。事前に予約をする必要がないため、御祈祷してもらいたい当日の午前9時~午後4時までに受け付けをしましょう。また、毎月22日には秋宮の「子安社月次祭」にあわせて「安産祈願祭」も実施。安産祈願を考えている妊婦さんは、予定に合わせて戌の日の御祈祷または安産祈願祭に足を運ぶことをおすすめします。
日本三大奇祭の1つ!諏訪大社最大の神事「御柱祭」
7年に1度行われる「御柱(おんばしら)祭」は諏訪大社最大の神事であり、日本三大奇祭としても有名です。祭の起源は古く、平安時代(804年)の桓武天皇の御代から信濃国全体で盛大に行われており、現在も諏訪地方の氏子20万人以上をはじめ、多くの観光客が訪れています。
御柱祭は上社・下社のそれぞれで行われ、山から切り出した直径約1m、長さ約10m、重さ10トンにもなる巨木を約10㎞に渡って人力のみで曳いて行くのが特徴です。独特の木遣り歌に合わせて1,000~3,000人の人々によって曳行される光景を堪能できます。
御柱祭最大の見せ場は4月に行われる下社の「山出し」です。御神木に男性がまたがって急斜面の坂を100mに渡って滑り落ちる光景はまさに壮観。上社では冷たい水が流れる川を曳き渡る「川越し」が行なわれ、男性の度胸試しにふさわしい迫力満点の見せ場は一見の価値あり。
人力で曳かれてきた御神木が諏訪大社の社殿四隅に建立された後、諏訪地方の神社で「小宮祭」と呼ばれる御柱祭が開催されます。7年に1度しか見られないため、タイミングが合えばぜひとも訪れて欲しい諏訪地方の目玉ともいえるお祭りです。
国の重要文化財指定の拝殿や日本一のしめ縄など見どころ豊富
長野県の下諏訪にある諏訪大社 下社には秋宮・春宮の2つの宮があります。秋宮の神楽殿や二重楼門造りの拝殿、春宮の拝殿が国の重要文化財に指定されており、それぞれの宮で歴史的価値の高い建物を拝観可能。
秋宮・春宮の拝殿は絵図面や構造が同じという共通点がありますが、それぞれ別の流派の宮大工によって造られており、職人の腕が光る拝殿の彫刻は見どころあり。 また、秋宮の神楽殿に飾られている大きなしめ縄は長さ13m、重さ500kgにもなり、出雲大社型のしめ縄として日本最長です。
良縁を願う方は、春宮にある縁結びのパワースポット「結びの杉」への参拝がおすすめです。二又に分かれている幹が根元で1つになっていることから「結びの杉」「縁結びの杉」として親しまれています。
諏訪大社 下社の口コミ
安産祈願に妊婦さんがたくさん訪れる神社です
安産祈願をするために諏訪大社 下社へ行きました。安産祈願の柄杓に予定日を書いて、無事に産まれてきますようにと参拝。私と同じように安産祈願に訪れている妊婦さんが多かったので、参拝する際はお腹がぶつからないように注意が必要です。人気のある神社のようで、神社近くの駐車場はほとんど埋まっていました。
凛とした雰囲気がお気に入りの春宮を参拝
下諏訪駅から徒歩20分弱にある諏訪神社の総本社の1つ「諏訪大社 下社」にお参りに行きました。秋宮と春宮があり、以前訪れた印象から今回は好みだった春宮に参拝。長方形の境内に御柱が四方に祀られており、杉林に囲まれた凛とした雰囲気がお気に入りです。空に向かってそびえる御神木「結びの杉」の圧倒的な存在感をしばらく堪能しました。たくさんのパワーを感じるスポットで、荘厳な雰囲気をまとっている拝殿の彫刻もお見事!今度は諏訪大社四社巡りをしてみたいです。
諏訪大社の中でも風情たっぷりの秋宮をお参り
2度目の諏訪大社参りを堪能しました。諏訪神社はどこも風情が魅力的ですが、私は当時の宮大工の心意気と土地の風情が絶妙にマッチしている下社秋宮が好みです。大変立派な注連縄のある神楽殿も見事ですが、本殿の造りも見応えあり。神社の周りには塩羊羹で評判の新鶴さんや宿場町の本陣などがあり、かつての宿場町の風情が垣間見えるのも見どころです。
重要文化財の神楽殿や拝殿は一見の価値あり!
諏訪神社の総本山である諏訪大社へは下諏訪駅からブラブラと散策して約10分で行くことができます。境内をしばらく歩くと「根入りの杉」という樹齢600~700年の杉が祀られていました。奥には神楽殿があり、手前では日本一大きな青銅製の狛犬が出迎えてくれます。社殿のしめ縄の大きさも圧巻です。さらに奥には神楽殿と共に国の重要文化財に指定されている拝殿もあり。圧倒的な神楽殿のしめ縄や二重楼門造りの拝殿など見どころたっぷりで、一度は訪れてもらいたい神社です。
温かいお手水で身を清められる珍しい神社
お手水が温泉で温かく、日本一大きな狛犬や神々しいしめ縄など、諏訪大社ならではの見どころが豊富!境内には三つ又の葉を見つけるとご利益を賜れる松もあり、興味深く参拝できる要素がたっぷりなのも魅力です。日本三大奇祭の1つである御柱祭が7年に1度実施されているので、いつか訪れてみたいですね。
諏訪大社 下社の詳細
ご利益 | 厄除け/縁結び/子授け/交通安全/家内安全/合格祈願/新願成就/除災招福/病気平癒/必勝祈願など |
住所 | 長野県諏訪郡下諏訪町5828 |
アクセス | 長野自動車道の岡谷インターから車で約15分 |
TEL | 0266-27-8035 |
パーキング | 普通80台 |
トイレ設備 | あり |
開園時間 | 9:00~16:00 |
文化財指定 | 諏訪大社下社 秋宮神楽殿 諏訪大社下社 秋宮幣拝殿 諏訪大社下社 秋宮左右片拝殿(左・右) |
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ネットで話題の安産祈願スポットをまとめました。諏訪大社下社と同じ長野県にある熊野皇大神社や、勝浦・箱根・那須など他エリアの神社について、見どころや歴史、交通アクセスなどを詳しく紹介しています。口コミも掲載しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。